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2018年3月

2018年3月20日 (火)

初めて学ぶ都市計画第2版が刊行されました

「初めて学ぶ都市計画」という教科書の第2版が市ヶ谷出版から刊行されました。
もとの本は10年前に刊行されたものなのですが、それを大幅に改定したものです。
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初版から10年が経ち、都市問題の深化や法制度の改正に対応する必要があったことが改定の動機です。細かな制度改正がいくつかあり、用途地域も13種類になってしまったこと、立地適正化計画が創設されコンパクトシティの政策がスタートしたこと、災害復興の分野では東日本大震災等を受けて大幅に制度が改正されたことなど、たくさんの変化を踏まえたものになっています。
目次は以下の通り。
第1章 都市計画を学ぶ
第2章 都市と都市計画
第3章 都市の構成と土地利用計画
第4章 建築物のコントロール
第5章 地区スケールの計画・ルール
第6章 都市の再生と交通システム
第7章 都市と自然
第8章 市街地開発事業と都市再生
第9章 都市と防災
第10章 都市の景観まちづくり
第11章 参加・協働のまちづくり
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あわせて旧版の構成を大きく変更しました。旧版では「現況と展望編」と「制度と技術編」の2部構成をとっていたのですが、2つの部に内容が分かれて使いにくかったこと、「制度と技術編」に初学者には高度な内容が含まれていたことから、新しい版では「現況と展望編」の内容に「制度と技術編」の一部を書き加える形で一つの講にまとめ、「制度と技術編」の多くを「用語集」としてまとめなおしました。
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事例編のページ(札幌)
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また、これがこの本の最大の特徴なのだと思いますが、実際の都市を歩いて都市計画を学習することを重視し、全国24の都市を対象とした「事例ガイド編」を新たに書き起こしました。それぞれの都市に精通する方々に執筆をお願いしました。観光名所をプロットしたようなガイドとは違い、都市計画の縁の決して派手ではない蓄積を紹介するもので、都市計画を好きな人には「たまらない」ページとなっています。編者の特権で、私はすでにいくつかの都市をこの本をもとに歩いていますが、本当に面白いです。出張や良好のお供に持って行っていただければと思います。なお、あくまでも大学や工専、専門学校で使ってもらうことを前提としているので、都市計画や建築を教えている学科がある都市に偏っています。(ごめんなさい)
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対象都市は、札幌都心部、函館、小樽、弘前、黒石、仙台、東京都心、多摩ニュータウン、世田谷、横浜都心部、高崎中心部、長岡、金沢、富山中心部、松江、名古屋都心部、京都、大阪都心部、神戸、高松、広島、福山市鞆の浦、福岡都心部、北九州市門司港地区、熊本中心部、鹿児島、と盛りだくさん。
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これから都市計画を学ぶ人も。すでに専門家の人も、是非ともご覧いただければと思います。

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